【 自分の今のお通じの状況はどうですか? 】
便が出ない時。
便が硬い時。
スッキリ出ない時。
そんな時に使うお薬。
薬局で薬を渡していると。
本当に多くの便秘に悩んでいるのを目の当たりにする。
「便秘」
と、言っても。
人によって感じ方や状態も違う。
2日に1回の人。
出るけど硬い人。
出るけど細い人。
毎日出ないとスッキリしない人。
さまざま。
そりゃ、そうだ。
みんな。
食べてるものも違えば。
仕事も。
睡眠時間も。
水分量も。
運動量も。
性別も。
年齢も。
全部違う。
同じ人はいない。
と、言うことは便秘になっている原因も。
人それぞれ違うわけで。
同じことをやっても結果は違う。
でも、処方される薬は大体一緒。
たかが便秘。
されど便秘。
その不調は便秘が原因かもよ?
腸と脳は繋がっている。
腸と皮膚は繋がっている。
便秘は腸だけの問題ではないよ。
体は繋がっているのだ。
【 便秘の原因と対策を考える 】
みなさんは便秘の原因について考えてみたことはあるだろうか?
おそらく、便秘になり始めたときや。
長年便秘になっている人は、一度は考えたことがあるのではないだろうか。
便秘の原因。
色々考えられるし。
テレビやネット、雑誌や本、人から聞いた話・・・
たくさんの方法や良かった経験談などを耳にする。
一度自分で考えてみて欲しい。
例えば。
・ 水分をしっかり飲む(朝一に白湯を飲む)
・ 運動する
・ 食物繊維を意識してとる
・ ストレス
などなど。
細かく挙げるとキリがないくらいにたくさんある。
そう、それは人それぞれに。
便秘の人が10人いれば10人の便秘の原因がある。
なので。
誰かに効果があった便秘対策が、自分に効果があるとは限らない。
テレビや雑誌で。
「これであなたも毎日スッキリ!!」
みたいな方法を試して自分も「毎日スッキリ!」とはならないこともある。
便秘の原因が違えば、便秘対策は人によって違うのだ。
当たり前だけど。
ここを理解しておかないと。
うまく便秘解消とはいかない。
あなたの便秘になっている原因はなんですか?
【 腸の役割を理解する 】
便秘と「腸」は密接にかかわっていますよね。
その「腸」の役割を知っておくことは大切ですよね。
では、「腸」は僕たちの体の中でどのような役割を担ってくれているのか。
細かいお話は別のところでお話ししますが・・・・。
ざっくりと5つご紹介します。
① 食べ物の消化
② 栄養素の吸収
③ 便の形成
④ 免疫機能
⑤ ホルモンの分泌
口から食べたものが胃を通って小腸で消化、吸収される。
その後、吸収されなかったものが大腸に流れ込み。
水分を吸収しながら便を形成している。
腸には体全体の70%の免疫機能があると言われている。
腸を整えることは免疫を整えることにつながる。
セロトニンという幸せホルモン、幸福感を感じるホルモンって聞いたことあるだろうか?
そのセロトニンは腸で大部分が作られる。
こんなに大事な役割を担っているのが。
「腸」である。
だとすれば、腸内環境が良くないと・・・
このとても大切な機能がうまく働かないということになる。
体にとっては一大事だよ。
【 そもそも便秘とは? 】
日常的に使っている「便秘」という言葉。
どういう状態のことを言うのか、考えたことはないと思う笑
毎日、出ないと便秘?
1日3回、出ないと便秘?
2日1回、出ないと便秘?
1週間、出ないと便秘?
そう、人によってさまざま。
僕とみなさんも違う。
例えば。
毎日3回、お通じがあった人が。
1日に1回に減ったら・・・
「最近、ちょっと便秘かも・・・」
と、感じるかもしれない。
その逆もあるよね。
そこで。
便秘について日本でその道の専門家たちが意見を出し合って。
便秘の定義について考えた。
それが、2017年に公表された。
「慢性便秘症診療ガイドライン」
これは何かというと。
長年便秘に悩んでる人を医師がどんな感じで治療していくか?
と、言うことがまとめられたもの。
それによると。
便秘とは・・・・。
「 便秘とは、本来体外に排出するべき糞便を
十分かつ、快適に排出することができない状態 」
と、定義されている。
つまり。
「 毎日、すっきり排便できてますか? 」
と、いうことが定義のひとつとさている。
何日も出ていないとうことは便秘の可能性があると同時に。
毎日の排便でスッキリしていないという方も、便秘に該当する可能性がある。
と、いうことですね。
【 下剤の使い方 】
先程の慢性便秘症診療診療ガイドラインには下剤の使用方法についてもちゃんと書いてあります。
ガイドラインにはどう書いてあるのか?
大事なポイントを3つだけ。
① 基本は食生活・生活習慣の改善
② 酸化マグネシウムなどの非刺激性下剤を基本にする
③ ②を使ってもどうしても改善しないときは、頓服で刺激性下剤を使う
この3つです。
これは重要なポイントです。
なぜなら。
まずは、食生活や生活習慣の改善なくして、便秘は改善しません。
それから、刺激性下剤を頻回に連用することによって。
便秘の悪化や、大腸癌を引き起こすリスクがあるため。
【 便秘改善に向けて 】
便秘の人は便秘を改善したいと思っていますよね?
「今のまま、ずっと薬でなんとかしていけばいい」と思っている人はいないと思います。
便が出ない状況は当たり前でありません。
腸にとっては異常事態です。
そして、それが慢性期に続いてる状況は体にとって緊急事態です。
薬はあくまで。
「便を出す」ためだけであり。
便秘の状態のある体質や体を改善してくれてるわけではありません。
まずは、これを念頭においておく必要があります。
そして、これまでお話しした事をひとつひとつ。
自分の生活を振り返っていく。
その上て対策を考えて実行していく。
なかなか、自分ひとりでは難しいかもしません。
「結局、どうしたらいいかわらない!」
「どうせ、便秘は解消しないし」
みたいに思っている人は、是非ご相談ください。
僕がしっかりと、サポートしながら便秘の状態を解消していきましょう!
「お薬手放しプログラム」
毎月のカウンセリングや腸活講座、ファスティングのサポートなどをおこなっていきながら、「薬を手放すこと」にフルコミットに全力で向き合います!