薬剤師が検査値を確認する理由

患者 『 薬剤師さんが血液検査値を見るんですか? 』

僕  『 はい。もし、よろしければ見せて頂けると助かります。』

患者 『 薬剤師さんが血液検査値を見るんですか? 』

僕  『 はい、お薬によっては腎臓や肝臓の機能に注意が必要な薬剤もありますので 』

患者 『 薬剤師さんが血液検査値見るんですね 』

患者 『 わかりました。今度持ってきますね 』

と、言うやりとり。

もちろん。

突然、検査値見せろ、言ったわけではなくて。笑

お薬渡しながらの流れがあっての話。

その、一部。

そう。

薬剤師が検査値をみるのか??

薬を渡すだけじゃなのか??

薬によっては。

腎機能、肝機能の数値次第で。

服用できなかったり。

減量が必要だったりするわけで。

でもね。

処方箋に検査値は記載されていないことが多い。

(大きな病院とかは記載されじめている)

と、なると。

患者さん本人から聞くしかない。

(もちろん、個人情報になるので任意)

医師も看護師も検査値は見る。

低いとどういう病気があるとか。

どういう検査が必要かとか。

どういう治療や処置が必要か。

とか。

そういう視点で見られているのではないかと。(予測)

では、薬剤師がなぜ検査値をみるのか。

そう。

その患者が、その薬を飲んでも大丈夫な状態なのか?

減量が必要なのであればどれくらい減らすのか?

どの薬なら飲むことができるのか?

そんなことを薬剤師はやってます。

医師に診てもらったから大丈夫!

ではなく。

医師とは違う視点で。

(もちろん、医師もそういう視点で見ている方もいます)

薬を通して患者さんを見てる。

昔から飲んでるから安心というものでもない。

年齢とともに体の機能は衰えるし。

でも、検査値が記載されていない処方箋からはそれらを判断することはできない。

年齢や体重からの推測をするしかない。

薬を飲まれている方々。

もし、かかりつけの薬局で。

薬剤師から。

「 採血結果を見せてください 」

と、いうことを言われたら。

差し支えなければ提示頂けるとありがたいです。

その方が、薬物治療はより安全に進められると思います。

特に、ご高齢の方。

両親の薬を代わりに受け取りに行ってる〜

みたいな方。

特に要注意だと、僕は思ってる。

薬剤師は患者さんの敵ではないし。

ただ、薬を渡すだけの人として認識するのは勿体ない。

薬はできることなら、使わないに越したことはない。

ただ、もし、薬を使う時には。

せっかくなので、活用いただきたい。

そのために、薬剤師はいる。